こんにちは!
爬虫類や鳥類などの小動物を中心に、現在20匹以上を飼育している“ゆめぞう”です。
実は僕自身もまだまだ勉強中の初心者。だからこそ、これから飼育を始めようと思っている方や、同じように試行錯誤している方と一緒に学んでいけたらと思っています。
今回は、僕が初めて爬虫類を飼ったときの話をシェアしたいと思います。
最初に出会ったのは、小さな水棲ガメ――ミシシッピニオイガメでした。

まだ大きさも親指大ほどで、本当に小さくて可愛らしいサイズでした。ショップで見た瞬間、「この子しかいない!」と一目惚れしてしまったのを今でもはっきり覚えています。
あのゆったりとした動きや、エサをあげ続けることで次第に懐いてきて、ごはんの時間になると足をバタバタさせて寄ってくる姿。
そんな愛くるしい仕草に惹かれて、迷うことなくお迎えすることにしました。
ミシシッピニオイガメは大きくなっても甲長(亀の甲羅のみの長さ)が15cmほど。水棲ガメの中では比較的小さいサイズで、スペースを取らないのも魅力的でした。加えて飼育方法も比較的シンプルで飼いやすいです。30cm程度の水槽でも飼える手軽さも、初心者の僕にはぴったりでした。
とはいえ、最初はわからないことも多く、いくつか失敗も経験しました。
ミシシッピニオイガメをお迎えしてから約3年。これまでの体験談や初心者としてのつまずき、そこから得た学び、そしてこれから飼いたいと思っている方へのアドバイスまで、リアルな声でお届けします。
ぜひ、僕の体験を通して、少しでも参考になれば嬉しいです。
初めての飼育体験:試行錯誤の毎日
お迎えしてから最初のうちは、正直なところ何が正解なのかまったくわかりませんでした。
エサの頻度、水換えのタイミング、温度管理、どれも手探り状態。
ショップの店員さんに聞いたことをベースにしながらも、ネットや書籍で調べては試し、失敗してはまた調べ…そんな繰り返しの毎日でした。
特に困ったのが「エサ」。
最初は市販のカメ用の人工フードをあげてみたのですが、ほとんど食べてくれず…。乾燥赤虫に変えてみたりもしましたが、それでも反応はイマイチ。
そんな中でようやくたどり着いたのが下の「冷凍赤虫」でした。
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半信半疑で試してみると、これが大ヒット。食いつきが明らかに違って、そこからは毎朝冷凍赤虫を1ブロック解凍して与えるのが日課になりました。
少しずつ環境にも慣れてきて、1ヶ月ほど経った頃には僕の姿を見ると「エサくれダンス」と呼んでいる前足バタバタ&首ニョキッと伸ばす仕草まで見せてくれるように。
🔍 失敗談とそこからの学び
今でこそスムーズに飼育できていますが、初めの頃はちょっとした環境の変化でも焦ることが多かったです。
たとえば、水換えの頻度。
最初は頻繁に換えすぎて逆にストレスを与えてしまったり、逆にサボりすぎて水が濁ってしまったり。
今は週1回を目安にしつつ、ポンプを使って汚れをなるべく抑えるようにしています。
また、ライトも設置してみたのですが、今は日当たりの良いところに置いてあるので今は設置をしていません。温度管理は25度前後に保っており、この温度が一番調子が良いようです。寒すぎるとエサの食いつきが悪くなることもありました。
夏に一度だけ屋外で飼育してみようとしたこともありますが、水温が12度まで下がってしまい、食欲も落ちたためすぐに断念しました。
そしてもうひとつの学びは「住環境」。
以前はガラス水槽で飼っていましたが、もっと広くて掃除しやすい環境が良いと思い、現在は“洗っ太郎”という野菜洗い用の容器を使っています。これが意外にも水換えがかなり楽で、ストレスフリーになりました。
ちなみに、今はフロリダアカハラガメとペニンシュラクーターという別の種類のカメとも同居中。喧嘩することもなく、平和に暮らしています(※同居は個体差もあるので自己判断で!)。
現在の飼育状況:にぎやかで楽しい毎日
あれから3年。今ではミシシッピニオイガメだけでなく、フロリダアカハラガメやペニンシュラクーターなどもお迎えし、カメだけでも複数匹、他にも鳥や爬虫類を含めて20匹以上の小動物たちと暮らしています。
毎日がにぎやかで、飼育スペースの掃除や餌やりには少し手間もかかりますが、それ以上に癒しや発見がたくさんある生活です。
朝、顔を見せると一斉に寄ってきて「ごはんちょうだい!」とアピールしてくる様子は、何度見ても飽きません(笑)
特に水棲ガメたちは3匹とも寄ってきて、エサくれダンスをしてくれます。エサ食いも非常に良いため
また、カメたちにもそれぞれ性格があって、おっとりしている子、好奇心旺盛な子、ちょっと神経質な子など、観察するほどに奥が深くて本当に面白いです。
📝 初心者へのアドバイス:気楽に、でも責任を持って
これからカメや爬虫類を飼ってみようと思っている方に、初心者目線でアドバイスできることがあるとすれば、
「完璧じゃなくて大丈夫。でも、命と向き合う覚悟は持とう」
ということです。
最初から全部うまくいく人なんていませんし、むしろうまくいかないからこそ楽しいし、学びがあると思っています。
僕もまだまだ試行錯誤中ですし、正解はひとつではないと日々感じています。
ただ、「動物を飼う」ということは、やっぱり命を預かる責任があること。
かわいいからと勢いで飼うのではなく、ちゃんと調べて、少しでもその子のことを理解してからお迎えするようにしてもらえたら嬉しいです。
設備も環境も最低限の準備ができていれば、ミシシッピニオイガメのような種類は本当に飼いやすく、初心者にもおすすめできる存在です。